大正のステンドグラス、なぜか紛失…宮崎(読売新聞)

 宮崎県が所有していた大正時代製のステンドグラス4組が紛失していることが、わかった。県は関係先や職員らから聞き取りを行っているものの、今のところ手がかりはないという。

 ステンドグラスは1923年(大正12年)、現在の県庁本館向かいにあった県公会堂で計8組使われていた。2枚1組で、縦59センチ、横124センチ。宮崎市の青島や、日南市・油津の海岸といった景勝地が描かれていた。

 公会堂の建設工事仕様書によると、天井の明かり取りの窓として取り付けられていた。価格や製造者は不明という。県庁に関する本を出版した元高校教諭で県文書センター職員の永井哲雄さん(75)は「公会堂は大阪の建設会社が建てており、資材の一部として大阪で作られたものではないか」と推察する。

 建物は老朽化が進み、69年に解体され、ステンドグラスは県庁本館の地下倉庫に保管された。破損がなかった4組は、83年5〜6月に県内のデパートなど4か所で開かれた「置県100年あゆみ展」で展示された。

 その後、県庁別館の倉庫に保管されたが、別館を取り壊すことになり、93年に再び本館へ移したはずだった。

 ところが、2007年に展示を見たという県民から「ステンドグラスはどうなっているのか」と、問い合わせがあり、捜したものの見つからなかった。

 県総務課は「展示にかかわった県総合博物館なども捜し、元職員にも尋ねたが、全くわからない。引き続き情報を集めたい」としている。

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